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熱帯・亜熱帯地域に生息するマングローブについて

沖縄のアクティビティには、ダイビングやシュノーケル、シーカヤックといったマリンレジャーだけではなく、マングローブカヤック人気があります。マングローブが生息している川をカヤックでゆったり進みながら、様々な生き物を観察したり、マングローブの景観が楽しめたりします。少しだけマングローブについて知っておくと、マングローブカヤックがさらに楽しくなります。

マングローブとは

マングローブは、熱帯・亜熱帯地方の海岸線や河口域によく見られる植物群で、日本では、沖縄本島や宮古島、石垣島、西表島、奄美大島などで見られます。植物は通常塩分が含まれる海水では育ちませんが、マングローブは海水と真水が混合している場所で育ちます。

これは、海水に含まれる塩分を葉の表面にある塩類腺で排出させる、根の部分で塩分をろ過させる、塩分を古い葉に集めて落葉させる、といった働きがあるためだと考えられています。

特徴的な奇妙な根っこ

マングローブには、奇妙な形をした根っこがあるのも特徴的です。その形も様々で、タコの足のような支柱根や板が波打っているように見える板根、膝のように見える屈曲膝根などがあり、地上から姿を現しています。

マングローブが生息する場所は酸素が少ない干潟であり、大気中から酸素を吸収するために根が地上に現れているといわれています。また、根っこが奇妙な形をしているのは、ぬかるんで不安定な底泥でも立っていられるようにと、台風が来ても簡単に倒れないためだといわれています。

マングローブ減少の問題

そんなマングローブですが、海と陸の間に立って大切な働きをしています。海からやってくる風や波を遮ったり、陸から海に流れる土砂や汚水を受け止めてくれています。まるでフィルターのような役割をし、海の生態系を守っているのです。

しかし、近年マングローブの減少で様々な問題が起こっています。沖縄では、マングローブが減った事で赤土が海に流れ、珊瑚礁が死んでしまうといった問題が発生しています。沖縄の美しい海に生息する珊瑚は、マングローブとも深いつながりがあるのです。

冒険島では、沖縄本島内においてマングローブカヤックが体験できます。沖縄を訪れた際は、ジャングルのように広がるマングローブの世界を体感してみてはいかがでしょう。

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